呼吸トレーニングで体幹を安定！体の痛みを改善する方法

こんにちは！松江市でパーソナルジムVISILを運営している中山です。

今日は、普段のトレーニング指導でも特に大切にしている「呼吸」についてお話しします。実は、呼吸の仕方ひとつで体の不調が改善されること、ご存知ですか？

現代人の多くは、日々のストレスや長時間のデスクワークなどで、正しい呼吸ができなくなっている方が増えています。その結果、肩こりや腰痛、体のだるさを感じている方が非常に多いです。パーソナルジムに通うお客様の中でも、「呼吸が浅い」と感じる方が少なくありません。

私がトレーニング指導の際にまずお伝えするのは、正しい呼吸法です。多くの人は、トレーニングよりもまず「呼吸を整えること」が必要です。呼吸がうまくできるようになると、それだけで体の痛みが改善されることも多いんですよ。

人間の体には、インナーユニットと呼ばれる筋肉群があります。具体的には：

これらの筋肉は、体の中心を支える大切な役割を持っており、呼吸とも密接に関係しています。例えば、横隔膜の動きが浅くなると、腹筋の働きが悪くなり、腰痛や体幹の不安定につながります。また、骨盤底筋が弱まると、年配の女性では尿漏れの原因にもなります。

呼吸が浅いと、これらの筋肉が正しく働かなくなり、結果的に姿勢の崩れやさらなる呼吸の浅さを引き起こします。この悪循環を断ち切るためには、正しい呼吸法を身につけることが非常に大切です。

ここで、簡単にできる呼吸エクササイズを紹介します！

胸郭を広げる呼吸
- 両手を肋骨の側面に当て、鼻からゆっくりと息を吸い、肋骨が360度広がるのを感じましょう。
- 吐くときはゆっくりと長く、肋骨が元に戻る感覚を意識します。
背中に息を入れる呼吸
- うつ伏せで両手を重ねて手の上に頭おでこを乗せます。この状態で、先ほどと同じように大きく息を吸って吐きます。うつ伏せの状態だと、お腹側に床があるため、背中側に呼吸が広がりやすくなります。
- 背中がしっかりと広がる感覚が掴めると、呼吸がより深くなります。