本当の食育とは? 〜子どもの「食べる力」を育てるために〜

僕のパーソナルジムには、多くのお母さん方が通われています。健康や体づくりに関心が高い方が多く、お子さんの食事にも気を使っている方が少なくありません。しかし、実際の現場でお話を聞いていると、「子どもが好き嫌いが多くて困る」「栄養バランスを考えて食べさせたいけど、なかなかうまくいかない」といった悩みを抱えているお母さんがとても多いことに気づきます。

子どもの食事は、お母さんにとって大きな課題のひとつです。子どもは本能的に「甘いものが好き」「食べ慣れたものを好む」「新しい食材には慎重になる」といった傾向があり、それにどう向き合うかで食習慣が大きく変わってきます。

今回は、僕が現場でお母さん方にお伝えしている「本当の食育」について、特に “子ども自身が食べることを楽しめる環境づくり” という視点からお話ししたいと思います。


1. 離乳食のあり方と「食べる力」の発達

最近、日本でも 「ベイビーレッドウィニング(BLW)」 という新しい離乳食の考え方が注目されています。これは、お母さんがスプーンで食べさせる従来の離乳食とは異なり、 子どもが自分の手で食べ物をつかみ、自分のペースで食べる という方法です。

従来の離乳食は、お母さんが食材を柔らかく調理し、スプーンで口元に運ぶのが一般的でした。この方法のメリットは 「安全に食べさせられる」「必要な栄養を確実に摂れる」 ことですが、一方で 「子どもが自分で食べる楽しさを感じにくい」「食べ物を受け身で食べる習慣がつく」 という側面もあります。

一方、BLWでは、赤ちゃんが自分の手で食べ物をつかみ、噛んだり舐めたりしながら食べることで、 食材の形や感触、味を自分で確かめる ようになります。最初のうちは、床やテーブルを散らかして大変かもしれませんが、 「自分で食べる」経験を積むことで、好き嫌いが少なくなり、食への関心が育ちやすくなる のです。

また、BLWで育った子どもは、成長とともに 「自分で食べられる力」 が身につくため、お母さんの負担も減っていきます。逆に、スプーンで与えられることに慣れてしまうと、 「自分で食べる」という意識が芽生えにくくなり、結果的に好き嫌いが増えやすい というデータもあります。


2. 食べ物を「体験」することの大切さ

もう一つ、僕が大事だと考えているのは 「食べることのプロセスを子どもが体験すること」 です。

あるお客様のお子さんの話ですが、その子は 魚が苦手でほとんど食べない という悩みをお母さんが抱えていました。僕はそのお母さんに 「休みの日に釣り堀へ行ってみてください」 とアドバイスしました。

すると、次のトレーニングのとき、お母さんが驚いたように話してくれました。

「今まで全然魚を食べなかったのに、釣った魚はすごく喜んで食べていました!」

これは、まさに 「食育の本質」 だと思います。

現代の食事は、スーパーで買ってきた食材を調理し、ただ「食べる」だけのものになりがちです。でも、本来 「食べる」には過程がある のです。

  1. 自分で食べ物を獲得する(釣る・収穫する)
  2. どう調理するか考える
  3. 実際に調理してみる
  4. 食べることを楽しむ

こうしたプロセスを 子ども自身が体験することで、「食べること」への関心や喜びが生まれる のです。

同じように、 野菜を育てる体験 もとても効果的です。家庭菜園や農業体験を通じて、自分で野菜を育てた子どもは、その野菜を食べることに対して 「特別な愛着」 を持つようになります。

「自分で育てた野菜なら食べるけど、市販の野菜は食べない」なんてこともよくあるんですよね。これは、単純に 「自分が関わったものには愛着が湧く」 という人間の心理によるものです。


3. 本当の食育は「親」にこそ必要

食育というと 「子どもに何を食べさせるか」 に目が向きがちですが、本当は 「親がどのように食事を捉えるか」 のほうが重要です。

例えば、親が 「苦手な食べ物は無理に食べさせるもの」 というスタンスだと、子どもも食べることを 「我慢するもの」 だと捉えてしまいます。逆に、親が 「食べることを楽しむ」 姿勢を見せると、子どもも自然と食に興味を持つようになります。

特に、 第一子と第二子で食の好みに差が出る ことがよくあります。

長男・長女は、親がしっかり食べさせようとする傾向が強く、スプーンで与えられることが多いです。そのため、 「受け身の食べ方」 になりがちで、好き嫌いが多くなることがあります。

一方、第二子・第三子になると、親も忙しくなり、 「自分で食べてね」 という場面が増えるため、自然と 「自分で食べる力」 が育ち、好き嫌いが少なくなる傾向があります。

つまり、食育とは 「何を食べさせるか」ではなく、「どう食べる環境を作るか」 なのです。


まとめ

食育とは、ただ栄養バランスを考えて食べさせることではなく、子ども自身が食を楽しめる環境を作ること です。そのために、

  • 自分で食べる経験を増やす(BLWなど)
  • 食べ物の獲得・調理のプロセスを体験する(釣り・家庭菜園など)
  • 親自身が「食べる楽しさ」を伝える

こうした工夫をすることで、子どもは**「食べることが好き」** になり、結果的にバランスの良い食生活 へとつながっていきます。

自分自身の健康はもちろん、家族や子どもの健康を守るためにも、親の「食」の知識はとても大切 です。僕のパーソナルジムでは、単なるトレーニングだけでなく、本当に役立つ健康の知識 も伝えています。ネットには根拠のない情報も多いですが、僕は**実際に現場で役立つ「本当の健康」**を大切にしています。

お母さんが健康になることは、家族全員の健康につながります。食事や健康についてもっと知りたい方は、ぜひ一度ジムに来てみてください。お母さんだけでなく、家族みんなが健康になれるよう、一緒に学んでいきましょう!

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