皆さまこんにちは!
島根県松江市にあるパーソナルトレーニングジム【VISIL】の中山です。
最近話題のヴィーガンという言葉、聞いたことがあるけれどよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。
実は、ヴィーガンとダイエットとは大きな関係があり、
これらの食生活を知ることであなたのライフスタイルも大きく変化するかもしれません。
この記事を読めば、今世界が注目している食生活、そして今までの常識を覆すダイエットについて分かります。
最後まで読んであなたの生活に役立ててくださいね!
ヴィーガンとは
ヴィーガンとは衣食住全てにおいて動物性のものを避ける徹底した葉食主義者のこと。
肉や魚、乳製品を避け、動物由来のものを避ける特徴があります。
種類
ヴィーガンやベジタリアンの中でも、牛乳や卵を含める種類もあります。
いきなり動物性のものを食べない、避けるのは難しいという方は多いでしょう。
ライフスタイルの中で1部だけ取り入れている人や、徹底されている人などその種類はさまざまです。
下記には13種類ものベジタリアンが紹介されており、近年では世界中でベジタリアンが増えてきています。
ヴィーガンとベジタリアンの違い
よく聞くヴィーガンとベジタリアンの違いは、卵や乳製品を食べるか否かです。
ヴィーガンでは、卵や蜂蜜、動物性のバターなども食べませんが
ベジタリアンが食べないのは、主に肉や魚であり、卵や牛乳などは取り入れることもあります。
そもそもヴィーガンの中にベジタリアンという一種があり、
完全に動物性のものを摂取しないのがヴィーガンだと認識しておきましょう。
どちらも「健康的」で「生き生き」とした毎日を過ごすために植物性のものを取り入れて生活しよう
という意味が込められています。
ベジタリアンのメリット
ベジタリアンは、健康だけでなく、宗教的な思想や動物愛護の観点などさまざまな理由で取り入れられています。
ベジタリアンの食事法で体にはどのようなメリットがあるのでしょうか。 順番に解説していきます。
ダイエット効果
前回の記事では、乳製品に含まれる脂肪は「高脂質」であり太りやすいと解説しました。
その通り、乳製品である牛乳などは低脂肪等に関係なく脂肪を溜め込みやすい食品です。
他にも牛肉の脂肪が占める割合は22~86%、チーズは72%の栄養が脂肪です。
植物性食品では、果物は5~10%、野菜類は3~18%と低脂質でヘルシーなものばかり。
高脂質な食品を食べなくなると、自然とカロリー摂取量、内臓脂肪も減少し、ダイエット効果が期待できます。
また、女性特有の悩みでもあるぽっこりお腹の体型悩みもヘルシーな食事に切り替えることにより、自然とスッキリ見えてくるでしょう。
疲労回復効果
動物性タンパク質は消化、排出までに最大で24時間程度と長時間かかるのに対し、
野菜などの植物性食品は40分〜2時間程度で消化されることがわかっています。
消化活動にはエネルギーが必要であり、体に負担をかけてしまいます。
植物性食品や野菜、果物は消化時間が短時間で済むことから、疲れにくく1日を快適に過ごすことができます。
便秘解消
多くの女性が悩む便秘。大きな原因の1つが食物繊維不足です。
ベジタリアン食では、食物繊維が豊富な食材ばかりを取り入れているため
便秘を改善する効果が期待できます。
例えば、牛肉や鶏肉、魚などの動物性タンパク質には食物繊維含有量はほぼゼロです。
しかし、豆類(1カップ)での食物繊維含有量は7~11g、野菜(1カップ)の平均は4gと主食で食物繊維を
たっぷりと摂取することができます。
ベジタリアンのデメリット
動物性食品を食べないから体に良いというわけではありません。
続いては、ベジタリアンのデメリットや注意点を解説します。
体調を崩しやすい
亜鉛不足による免疫力低下が危惧されています。
亜鉛は羊肉や牛肉などに豊富に含まれており、それらを摂取できないと亜鉛不足に陥ってしまう場合も。
亜鉛が不足すると、免疫力低下や体調を崩しやすいケースもあります。
サプリメントで補う、ひまわりの種やアーモンドなどの木の実には亜鉛を多く含んでいるため積極的に摂取していきましょう。
貧血
ビタミンB12が不足すると貧血になる可能性があります。
ビタミンB12は魚やレバーに豊富に含まれているため、摂取量が減ると
血中のヘモグロビンの生成が欠如してしまい貧血になりやすかったり、集中力の低下が考えられます。
海苔や海藻類にはビタミンB12が多く含まれているので、貧血が気になる方は毎日の食事に取り入れてみてください。
動物性タンパク質とは
タンパク質と言えば、肉や卵、チーズを思い浮かべる方も多いでしょう。
動物性タンパク質は、肉や魚から摂れるタンパク質のこと。
高タンパク質、低脂質が特徴であり、トレーニングを行う人、ダイエット中の食生活でも多く取り入れられています。
主な動物性タンパク質はこの4つです。
肉 チーズ 乳製品 卵
私たちの生活に欠かせないように感じるこれらの食品とダイエットには大きな関係があります。
まず、上記で挙げた4つには加工品が多く、私たちが口に含む段階で多くの添加物や有害物質が入っている可能性があり
添加物であれば脂質を多く含んでいるため肥満になりやすいのです。
乳製品とダイエットとの関係は前回の記事で解説しています。
こちらも参考にしてください。
牛乳、乳製品はなぜ健康に悪いのか?乳製品を控えるとあなたの体に変化が起こる
動物性食品の健康被害
私たちの主たる病気である
心疾患・心臓発作・癌(前立腺癌、乳がん、大腸癌、膵臓癌)糖尿病、骨粗鬆症、肥満、喘息など現代ではさまざまな病気があります。
これらの病気の主な原因はこの4つ。
もちろん、生活習慣、飲酒、喫煙等の原因も考えられますが多くの場合
この4つのどれかに分類されていると言われています。
・動物性タンパク質
・コレステロール
・緩和脂肪酸
・トランス脂肪酸
驚くべきことに私たちが普段から目にしている、動物性タンパク質の食材たちが病気の原因だったのです。
動物性タンパク質
動物性タンパク質は酸性が強すぎるため人体には負担が大きく、私たちの体は消化するのにかなりの時間がかかります。
体内の酵素たちが消化活動に回されてしまい、その結果有害老廃物や発がん性物質の除去、免疫力向上のための酵素が不足し
がん細胞の形成や増殖へと繋がってしまいます。
それが3人に1人がんになると言われている原因であり、骨粗しょう症の最大の原因とも言えるでしょう。
動物性タンパク質を摂る事で、血液が瞬時に酸性へと変化します。
人間の血液は酸性のままでは生きられません。そのため体内では酸性を中和しようと働きかけるのですが
その時に役立つのが「リン酸塩」です。
人体の中で唯一リン酸塩が含まれているのが骨であり、骨はカルシウムとリン酸塩が結合してできています。
酸性を中和しようと骨が働き、その結果カルシウムも不足し脆く弱い骨へと弱体してしまうのです。
コレステロール
実は、コレステロールは、肉、卵、牛乳、チーズからしか摂取できない成分であり、この4つを取り除くことで
病気となる原因の1つを排除することができます。
体内で自然に作られるコレステロールは善玉コレステロールであり、外部から摂取する成分は悪玉菌コレステロールとなります。
溜まった悪玉菌コレステロールを取り除いて肝臓に戻す働きをしているのが、善玉コレステロールです。
現代人は悪玉菌コレステロールの摂りすぎで、吸収し切れずに病気を引き起こしてしまっています。
緩和脂肪酸・トランス脂肪酸
トランス脂肪酸や緩和脂肪酸は主に「あぶら」です。
ほとんどの肉や乳製品はトランス脂肪酸で構成されています。
動物の胃の中の微生物の働きによってトランス脂肪酸が天然で作られ、私たちの体内にも自然と入り込むのです。
肉、卵、牛乳、チーズをやめることで、緩和脂肪酸、トランス脂肪酸を95%排除できると言われています。
脂質は植物性のものからでも豊富に摂取することが可能です。
ベジタリアンな生活でダイエットも健康も手に入れよう
今回は、今話題の「ヴィーガン」「ベジタリアン」とは何か、葉食がもたらすダイエットへの効果を解説しました。
また私たちがよく目にする、口にしているであろう動物性食品が私たちの体にどれほどの悪影響を及ぼすかもわかりました。
ダイエットにはタンパク質、すなわち肉や卵・・・ではなく、植物性の食品を意識して食べることで、
体の内側からクリーンにスッキリと理想のボディを目指すことができます。
次回は、動物性食品がもたらす環境問題と、具体的な植物性食品の食事方法を解説します!
まずは今の世界の現状を知り、少しずつ体のためにできることから始めていきましょう。